ローマングラス 把手付小瓶, 古代ローマ 地中海沿岸地域, 紀元前2世紀-2世紀.
¥125,000
古代ローマ 地中海沿岸地域、紀元前2世紀-2世紀。高さ100mm程ある丸みを帯びた造形のローマングラス把手付の小瓶。
2000年の長い時を経た質感と佇まいには、美しい陰影を見ることができます。また、自然の味わい深い風合いを残す為、瓶の表面や内部に付着している土はそのままにしています。
瓶の硝子面に銀化現象が見られ、また一部は白っぽい茶色のパティナで覆われています。長い時を経てきた物と物に内包された古代の物語を味わっていただければ幸いです。
ローマングラス ( Roman Glass ) について:
ローマングラスとは、ローマ帝国下で紀元前1世紀から4世紀の間に製造された硝子製品の総称です。
それ以前の硝子製品は、鋳型を用いて成形した硝子を研磨加工するという手間のかかる高価なものでした。しかし、紀元前1世紀中頃に東地中海沿岸部で吹き硝子の技法が発明された後、ローマ帝国のもとで硝子製造が盛んとなり、多く硝子製品が製造されたのでした。そうしてローマングラスは、装飾品だけではなく実用品としても広まり、シルクロードを経て世界に伝わっていったのです。
発掘されたローマングラスには、表面が様々な色に輝く物があります。これは長い時間、地中にあった為に土中のミネラルと硝子が化学反応を起こして銀化したもので、この輝きをパティナと呼んでいます。パティナは硝子のあった環境によって輝きが異なり、光の角度や照明によっても出現する部分や色が変化します。
商品詳細
仕様/
・サイズ : h100 × φ77 mm
・重さ : 90g
材質/
・主な材質:硝子、土
olim | オリム
Art, Antique, Photograph, and Stories.