七福神 小型の木彫 大黒天像, 日本, 江戸時代 18世紀-19世紀.
¥999,999
SOLD OUT 日本、江戸時代 19世紀。高さ49mm程の七福神の一柱大黒天木像。
とがった頭部に釣り眼という個性的な表情、珍しい造形の大黒天像です。
枯れた木の質感と愛嬌のある造形が魅力的な品です。
大黒天について:
大黒天とは、元々はヒンドゥー教の破壊を意味する暗黒の神でシヴァ神の化身であるマハーカーラ (Mahākāla) のことです。日本には密教の伝来と共に最澄が伝え、比叡山に祀ったのが最初と伝えられています。
大黒天は、仏教においてヒンドゥー教のマハーカーラが元となり、三宝の守護と飲食を司る仏法の守護神となりました。神道においては、仏教の大黒天が大国主命と習合した神となり、室町時代に微笑の相が加えられ、江戸時代には米俵に乗る形となっていきました。尚、背負っている袋は、大国主が日本神話「因幡の白兎」の説話の中で八十神の荷物を入れた袋を持っていたことに由来しています。
そのようにして現在よく見られる七福神の一柱、米俵に乗り、頭巾を被り、小槌を持ち、袋を持った像容へと変化していったのです。
参考画像:
・《マハーカーラ》 部分, チベット, 19世紀.
・《大国主図》 部分, 日本.
・尾形光琳 《大黒天図》 部分, 日本, 17世紀.
商品詳細
仕様/
・サイズ : h49 × w38 x d37 mm
材質/
・主な材質:木材
olim | オリム
Art, Antique, Photograph, and Stories.